財形年金とは
勤務先が『勤労者 財産形成貯蓄制度』を導入している場合、一般財形貯蓄や財形住宅貯蓄と合わせて財形年金貯蓄を利用することができます。
財形年金貯蓄とは、会社員が老後の資金作りを目的として、会社の給与から一定額を天引きして積み立てる年金制度のことです。
基本的な仕組みは個人年金保険とほぼ同じですが、それぞれに特徴があり、双方のメリット・デメリットにつながっているので、どちらを選べばいいか迷っている方は自分の希望や状況に合わせて慎重に決めるようにしましょう。
ここでは財形年金のメリット・デメリットを挙げ、個人年金保険と比較してみました。
財形年金のメリット
財形年金のメリットは、給与天引きで確実に貯められることと、支払った保険料・受け取った年金ともに非課税扱いになるところです。
個人年金保険も積立型で簡単に現金を引き出しにくいので貯蓄に向いていますが、もともとある給与から天引きされる財形年金の方がさらに確実に貯金できると言えるでしょう。
また、受け取った年金は雑所得扱いとなり、所得税が課せられる個人年金保険に対し、財形年金は受け取った年金も非課税扱いになるところが大きな特長となっています。
ちなみに、支払った保険料についても累計385万円まで非課税扱いとなり、税制面では大きく優遇されていると言えます。
他にも、運用次第で元本割れする可能性もある個人年金保険に比べ、一般的に途中解約しても元本割れしないところが大きな安全につながっています。
財形年金のデメリット
財形年金は個人年金保険と比較して多くのメリットを抱えている反面、財形ならではのデメリットもいくつか伺えます。
まず、財形年金は勤務先が勤労者 財産形成貯蓄制度を導入している必要があるため、個人で自由に加入することはできません。
加入資格についても、満55歳未満の会社員で、なおかつ1人1金融機関という利用制限がもうけられています。
さらに、財形年金の支給分は非課税扱いとなりますが、目的以外の払い出しは解約扱いとなり、課税の対象になってしまいます。
また、一定の支払保険料と受給した年金が非課税扱いになるぶん、個人年金保険のような控除制度がもうけられていないところもデメリットのひとつと言えるでしょう。



